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商船三井1Q、ONE改善など経常益137億円増

2019年7月31日 (水)

財務・人事商船三井が7月31日に発表した2020年3月期第1四半期(4-6月期)決算によると、売上高は2831億円(7%減)で減収だったが、出資先のオーシャンネットワークエクスプレス(ONE、シンガポール)が積高を大幅に改善するなどしてコンテナ船が黒字化、全体で営業利益が68億円(85.7%増)、経常利益は前年同期から137億円伸ばし収益を大きく改善した。

部門別では、市況の影響を受けたドライバルク船が部門売上672億円(1.9%増)、部門利益24億円(37.5%減)で増収減益。油送船の収益改善とLNG船の安定稼働で堅調に推移したエネルギー輸送は部門売上711億円(6.7%増)、部門利益60億円(91.4%増)で増収増益。ONEなどコンテナ船で大幅に収益を改善した製品輸送は部門売上1195億円で17.9%の減収となったが、部門損益は前年同期の損失56億円から84億改善し利益27億円で着地した。

通期は売上高1兆1730億円(4.9%減)、営業利益260億円(31.1%減)、経常利益500億円(29.6%増)を見込む。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 20/3/1Q19/3/通期19/3/3Q19/3/中間
売上高283,147 [-6.9%]1,234,077 [-25.3%]942,226 [-23.9%]619,895 [-24.3%]
営業利益6,854 [85.6%]37,718 [66.2%]29,679 [21.8%]14,761 [32.4%]
最終利益12,273 [ - ]26,875 [ - ]20,095 [-31.2%]5,725 [-56.3%]
売上高営業利益率2.4%3.1%3.1%2.4%