財務・人事日本石油輸送が2日に発表した2020年3月期第1四半期(4-6月期)決算によると、売上高は78億4500万円で対前年同期比1.5%増収だったが、乗務員の確保など人件費の増加と車両拡充の費用がかさみ、営業利益は9200万円で48.8%の減益となった。
部門別に見ると、石油輸送と高圧ガス輸送で人件費と車両投資の費用が増加。石油輸送が部門売上26億2400万円(1.5%増)、部門利益4600万円(68.2%減)、高圧ガス輸送が部門売上20億2400万円(0.3%減)部門損失1500万円(前年同期利益1800万円)となるなど、売上は前年並みだったが、利益が大きく減少した。
一方、化成品・コンテナ輸送は国内輸送が好調だったことに加え、海外輸送の料金見直しが進んだことで、部門売上は21億3900万円(3.1%増)、部門利益は前年同期の損失1000万円から利益3800万円に黒字転換した。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)20/3/1Q | 19/3/通期 | 19/3/3Q | 19/3/中間 | |
---|---|---|---|---|
売上高 | 7,845 [1.4%] | 34,240 [3.9%] | 24,734 [5.5%] | 15,546 [6.4%] |
営業利益 | 92 [-48.8%] | 1,009 [-17.5%] | 658 [4.6%] | 218 [-6.8%] |
最終利益 | 203 [2.5%] | 831 [-19.8%] | 584 [10.3%] | 250 [10.1%] |
売上高営業利益率 | 1.2% | 2.9% | 2.7% | 1.4% |