財務・人事日本石油輸送が6日に発表した2020年3月期中間決算(4-9月)によると、国内の石油需要が長期的に減少傾向にある中、売上高は前年並みを維持して159億6800万円(前年同期比2.7%増)と増収だったが、第1四半期に引き続き人件費と車両経費が増加し、営業利益は1億9500万円(12.5%減)と減益だった。
高圧ガス輸送は、LNG(液化天然ガス)輸送の一部で、鉄道輸送の終了や出荷地変更などがあったが、LPG(液化石油ガス)輸送がそれをカバーし、部門売上39億6500万円(1.4%増)と増収。一方、利益面は人件費の増加を受けて6300万円の赤字と、前年同期とほぼ同じ結果となった。
化成品・コンテナ輸送は、新規案件の獲得や海外輸送料金の見直しなどに取り組み、部門売上44億800万円(7.2%増)、部門利益1億4100万円(前年同期損失3000万円)と増収増益だった。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)20/3/中間 | 20/3/1Q | 19/3/通期 | 19/3/3Q | |
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売上高 | 15,968 [2.7%] | 7,845 [1.4%] | 34,240 [3.9%] | 24,734 [5.5%] |
営業利益 | 195 [-10.5%] | 92 [-48.8%] | 1,009 [-17.5%] | 658 [4.6%] |
最終利益 | 324 [29.6%] | 203 [2.5%] | 831 [-19.8%] | 584 [10.3%] |
売上高営業利益率 | 1.2% | 1.2% | 2.9% | 2.7% |