ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

エスライン、運賃と別に館内配送料上乗せ表明

2019年8月20日 (火)

話題岐阜市に本社を構えるエスランギフを中心としたエスライングループは19日、館内物流導入施設をあて先とする荷物の配送を引き受ける際、契約運賃と別に「館内配送料」の実費を収受すると発表した。すでに7月1日配達分から適用しているという。

宅配事業者などが館内物流を導入している施設内に荷物を届けようとする場合、一般的には館内物流を受け持つ事業者に「手数料」を支払い、自社に代わって荷物を配達してもらうことになるが、エスラインはその手数料を運賃と別に顧客に請求する。

館内配送手数料に統一された規定はないが、荷物1個あたり100円から150円程度に設定されているケースが多いようだ。ただ手数料の名目は、「事務手数料」であったり、配送委託契約に基づく「配送料」であったりとバラツキがある。

館内物流の市場がさほど大きな市場ではないため注目されることもなかったが、導入施設の拡大とともに、宅配事業者が手数料を支払う機会が増加していることから、エスラインは「実費」を収受する方針に転換したものとみられる。