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成田にラグビーNZチームの貨物5t着、輸送はDHL

2019年8月23日 (金)

話題9月20日に開幕する「ラグビーワールドカップ2019」参加20か国の先陣を切って、ニュージーランド代表チームの貨物が22日、成田空港に到着した。

大会公式ロジスティクス・パートナーとして、日本を除く参加19か国の貨物輸送を受け持つDHLによると、ニュージーランドチームの貨物は選手・スタッフのウエア、試合用具、練習用具から大会期間中の生活用品など5トンを超える重量で、空港に到着したコンテナは輸入貨物としてDHL施設に搬入。輸入通関を経て各チームが滞在するキャンプ地やホテルへ配達するという。

同社はこの大会専用の特別デザインを施した10トントラックを導入しているほか、選手・スタッフのラグビー用品、チームの滞在時の生活用品から食品・医薬品など、多岐にわたる荷物を輸送するため、専門組織として「RWC2019ロジスティクスサービス部」を立ち上げ、1年半前から準備や検証に着手。

大会輸送を統括するDHLジャパンの柳澤剛常務執行役員業務本部長は「日本の国土は島国であり、かつ南北に長く、また気候的にもこれから台風のシーズンを迎える。大会のスケジュールに遅滞なく貨物を輸送するための検討や対策に、これまで多くの時間を費やしてきた」と話している。

日本に到着する海外チームの貨物と日本代表チームの貨物の合計重量は最大60トン近くに及ぶとみており、チームのスケジュールに沿って練習会場や試合会場に輸送、各チームの最終戦後、帰国するまでサポートする。チームの資材輸送のほか、観戦チケットの海外発送、各チームが大会期間中に使用する貨物車両の提供も担うことになっている。大会は全国12の都市で11月2日まで行われ、スタジアム観戦者は最大180万人、訪日観光客は40万人に達する見込み。