横浜ゴム、複輪を単輪に置換する超偏平タイヤ発売

サービス・商品横浜ゴムは28日、トラックに装着される2本1組の複輪を単輪に置き換えることができる超偏平オールシーズンタイヤ「902L」（キューマルニ・エル）を9月2日から全国で発売することを発表した。

発売されるサイズは「455/55R22.5 164L」の1サイズ。複輪を単輪に置き換えることで、タイヤの組み換えや日常点検などの作業を省力化できるほか、同社の複輪タイヤと比べ1軸あたり85キロの軽量化となることから、後輪2軸の大型トラックでは積載量を170キロ増加させることができる。

▲出所：横浜ゴム

開発にあたっては、タイヤの回転方向と平行なスチールベルト層をもつ同社独自のベルト構造「スパイラループ」を採用。走行によるショルダー部の成長とベルト部の歪みを抑制させ、優れた耐偏摩耗性と耐久性を確保した。また、トレッドパターンには7本溝を採用するなどして、トラクション、転がり、排水、操縦安定の性能を高めた。同社は北米市場で同サイズ「902L」を投入しており、利用者から好評を得ているという。