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横浜ゴム、超扁平スタッドレスタイヤ今秋発売

2020年7月31日 (金)

サービス・商品横浜ゴムは7月31日、トラックやバスに装着される複輪(2本1組)を単輪(1本)に置き換えることができるスタッドレスタイヤ「903W」(キューマルサン・ダブリュー)を今秋発売すると発表した。

超扁平タイヤは、複輪を単輪に置き換えることで、タイヤ組み換えや日常点検などのメンテナンスにかかる手間を少なくできるほか、1軸あたり111キロの軽量化が可能なことから、後輪2軸の大型トラックでは積載量を222キロ増やすことができる。

(出所:横浜ゴム)

「903W」では、タイヤの回転方向と平行にスチールコードを配置したベルト層を持つ独自開発のベルト構造「スパイラループ」を採用。従来のベルト構造で超扁平化した場合に弱点となるショルダー部の成長とベルト部の歪みを抑制させ、「優れた耐偏摩耗性と耐久性を確保することができるため、タイヤの長寿命化につながる」という。

また、トレッドパターンには、氷雪上性能を重視したスタッドレスタイヤ「ZEN 903ZW」をベースに、ブロックエッジ量を増加させる「小ピッチワイドグルーブ」やブロック剛性を維持しながら接地面積を確保する「6列トラクションZブロック」を採用。これらを超扁平タイヤ用に最適に配列することで、「優れたスタッドレス性能を発揮する」としている。