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三井物産、豪州で建機レンタル事業に参画

2012年7月11日 (水)

産業・一般三井物産は10日、オーストラリアの鉱山機械レンタル事業会社「ナショナル・プラント・アンド・イクイップメント社」(NPE社)の発行済株式の49.9%を取得する株式譲渡契約を締結し、同国で鉱山機械レンタル事業に参画すると発表した。豪州で同事業の拡大を図り、将来的には追加出資することも視野に入れる。

 

NPE社は豪州全土に拠点を持ち、200台超の大型鉱山機械、補助機械を、石炭、鉄鉱石、金などを生産する多数の資源会社や採掘請負会社にレンタルしている。鉱山機械は稼働時間が長く、中長期にわたって使用される特性があり、レンタルでも安定した収入が見込まれる。

 

三井物産は現在、豪州でコマツと合弁で同社製鉱山・建設機械の販売・サービス事業、販売金融事業を展開しているが、今回の鉱山機械レンタル事業への参画で、鉱山機械ユーザーに対して調達の選択肢を広げる。

 

豪州では、鉱物資源採掘用の鉱山機械レンタル需要が急速に高まっており、今後も鉄鉱石や石炭などの生産量増加に伴い、市場が拡大するとみられている。