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三井松島産業、子会社の合金鉄製造事業を休止

2012年7月12日 (木)

話題三井松島産業は12日、連結子会社の池島アーバンマインが手掛ける事業のうち、合金鉄製造事業を同日付で休止すると発表した。

 

合金鉄製造事業の休止、65人の人員合理化を実施した後、ASR(廃自動車シュレッダーダスト)再資源化のリサイクル事業のみで事業再構築を図る計画。

 

池島アーバンマインは2007年2月1日に連結子会社として設立、ASR再資源化リサイクル事業、合金鉄製造事業を中心とした事業展開を進めてきた。

 

しかし、主にニッケル合金鉄の製造を行っている合金鉄製造事業は、主要設備の電気炉で09年9月の操業開始直後から度重なる設備トラブルなどが発生し、本格操業態勢への移行が大幅に遅延していた。

 

三井松島産業は「技術的課題改善へ鋭意取組んできたが、設備能力に見合った操業レベルまでへの改善が図れていない上、採算確保可能なニッケル原料の調達確保も不十分なことから、製品生産量の低迷、低調な収支状況が続いていた」と説明。

 

さらに、最近の円高とニッケル市況価格の下落で今後の収支改善の見通しが立たないことから、事業継続が困難と判断し、休止することにしたもの。