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帝人、外販用DMT生産設備を増強

2012年7月18日 (水)

アパレル帝人は17日、社外需要の確実な伸長が見通せるとして、石油化学原料のテレフタル酸ジメチル(DMT)を外販用に生産・出荷するための設備を増強する、と発表した。

 

DMTは、ポリエチレンテレフタレート(PET)の原料として使用されるもので、同社では自社生産に用いるために製造してきた。市場ニーズを受けて外販ビジネスを開始したところ、「DMT固有の優れた特性を活かした用途が明らかになった」として、さらなる需要の伸びが見込めるため、外販用の生産・出荷設備の増強を決めたもの。

 

この設備増強により、同社は外販用DMTの生産規模で世界トップクラスとなり、50億円の外販売上を2016年には3倍に拡大する計画。具体的には、10億円を投資して外販用DMTの年間生産能力を、現在の5万トンから10万トンへと倍増させる。増強工事は10月に着工し、2013年4月から稼働させる。