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日本郵船、SOxスクラバー搭載の原油タンカー竣工

2019年10月7日 (月)

ロジスティクス日本郵船は7日、同社保有の新造船として初めて硫黄酸化物(SOx)スクラバーを搭載した大型原油タンカー「丹沢」が竣工し、3日にジャパンマリンユナイテッドの呉事業所で命名引き渡し式を実施した、と発表した。

同船は、SOxを含む排気ガスを海水に噴霧して硫黄分を除去する装置「SOxスクラバー」を主機関と発電機関の排気ガスの排出口に搭載することで、2020年1月から強化される国際海事機関のSOx規制に対応。二酸化炭素排出量も2020年規制値をクリアしている。

また、カーゴタンクには耐食鋼板を採用し、防錆塗装を不要としたほか、空調や冷凍機に環境規制に対応した冷媒を採用するなど、環境により配慮した原油タンカーとして運航を開始する。