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運輸・倉庫の景気動向指数、2か月連続の改善

2019年10月8日 (火)

調査・データ帝国データバンクがこのほど発表した9月の全国景気動向調査結果によると、9月の景気DI(動向指数)は前月比0.3ポイント増の45.0と、2か月連続で改善した。

9月の国内景気は、消費税率の引き上げを翌月に控え、緩やかながらも駆け込み需要が耐久財や高額品で発生したほか、軽減税率対応への需要も好材料となった。加えて、公共工事の前倒し執行や東京五輪を控えた建設投資から工事関連が活発化。燃料価格の低下やラグビーW杯日本大会の開催もプラス材料となった。一方、世界的な自動車販売および半導体関連の低迷や、工作・産業機械の受注減を背景に製造業の悪化が続いた。深刻な人手不足が負担増につながったほか、台風15号の被害により一部地域で企業活動が停滞した。

運輸・倉庫の景気DIは46.0で0.5ポイント増え、2か月連続で改善。特に南関東は人手不足が高水準で推移するなか、東京五輪関連で「建設」「運輸・倉庫」などが大きく改善。「千葉」は2月連続で改善したものの、台風15号による被害を受けた地域では景況感が大幅に悪化した。