行政・団体UDトラックスは17日、同社の大型トラック「クオン」に冷却装置のラジエータロアホースの組付け方法が不適切なものがあるとして、国土交通省にリコールを届け出た。
同社によると、ラジエーターロアホースの組付け方法が不適切だったため、ホースとエンジンアンダーカバーの隙間が狭いものがあり、ホースが膨張した場合に振動で双方が干渉してホースが損傷する可能性がある。そのままの状態で使用を続けると、亀裂から冷却水が漏れ出し、最悪の場合オーバーヒートに至るおそれがあるという。
使用者へはダイレクトメールまたは直接訪問し通知などを行い、エンジンのアンダーカーバーを対策品と交換、ラジエーターロアホースに損傷があるものは新品と交換する。
対象台数は2010年7月から17年8月にかけて製造された1075台で、不具合は1件、事故の発生はない。