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NCA、取次300社から受注へ独カーゴ・ワンと連携

2019年11月5日 (火)

ロジスティクス日本貨物航空(NCA)は5日、航空貨物スペースの予約プラットフォーム「カーゴ・ワン」を提供する独カーゴ・ワン社と10月31日、アジアの航空会社で初めてパートナーシップ契約を締結した、と発表した。

「カーゴ・ワン」は、変動型貨物運賃を提示し、予約を受け付けることに特化した最初のプラットフォームで、IATAに加盟するフォワーダーは、同プラットフォームで運賃をリアルタイムに検索、比較し、スペースの予約と予約確認の受け取りまでを行っている。加盟航空会社は、プラットフォームに運賃を提示することで、完全に自動化されたスペース販売ツールを利用できるようになる。

今回の提携によりNCAは、同プラットフォームを利用するフォワーダー300社から予約を受けることで、欧州市場の販路拡大が見込めるほか、予約業務の自動化も進めることができる。一方、NCAを利用するフォワーダーは、24時間いつでも欧州発便のスペース予約が可能となり、予約確認の連絡をすぐに受けることができるようになる。

同社の志村聡部長は、「カーゴ・ワン社は、信頼性があり、革新的で、続々と加盟航空会社数を増やしている。その中でアジア初の航空会社として他に先駆けてパートナーとなり、嬉しく思う」とコメント。今後は、年内に同社の基幹貨物システム「iカーゴ」と接続し、2020年第1四半期中にNCAの欧州発便スペース予約を開始するという。