ロジスティクス日本通運と日本パレットレンタル(JPR、東京都千代田区)、コメリは18日、コメリが開発した商品の国際輸送で、レンタルパレットを用いた一貫パレチゼーションを開始したと発表した。中国から日本への海上輸送で、輸出入の結節点での手荷役をパレット単位に切り替え、作業負担の軽減と環境負荷の低減を図る。

▲フォークリフトで荷役を効率化(出所:コメリ)
取り組みはことし10月に本運用を開始。輸出国側ではNX中国がJPRの標準規格レンタルパレットを用いて事前に積み付け、コンテナへのバンニングをパレット単位で実施する。日本到着後は日本通運がドレージを担い、デバンニングもパレット単位で行ったうえで、国内のコメリ物流センターまで一貫輸送する。空パレットは回収され、再利用される。

▲標準規格のレンタルパレットを企業間で共有する一貫パレチゼーション(出所:コメリ)
効果として、40フィートコンテナ1本あたり2時間、年間で1016時間のデバンニング作業時間の短縮を見込む。従来の木製ワンウェイパレットの廃棄も解消され、年間2万枚、CO2換算で170トンの削減効果が期待される。
コメリは1999年にバラ輸送で国際輸送を開始し、2024年には木製パレットの活用を進めてきたが、コストや廃棄が課題となっていた。今回のレンタルパレットへの移行により、安定運用と持続性の両立を図る。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。

















