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TCM、ロボット機能備えた自走無人搬送車を発売

2010年9月13日 (月)

メディカルインテリジェントキャリーTCMは13日、日立プラントテクノロジーと共同で、自律走行型無人搬送車「インテリジェントキャリー」の製造・販売を開始したと発表した。

 

インテリジェントキャリーは、走行経路を誘導するためのガイドを必要とせず、周囲の電子地図を自動的に作成し自己位置を推定しながら設定経路を自律走行する誘導システムを備えた無人搬送車。

 

搭載されたレーザー距離センサーで情報を取得し、走行ルート周囲の電子地図を自動作成するとともに、自己位置の自動認識も同時に行える「ロボット機能」を組み込んでいる。電子地図上に走行ルートを設定することで、電子地図とマッチングさせながら、設定されたルート上を自律走行する。

 

これにより、走行ガイドの設置工事は不要となり、工事に伴う時間ロスを抑えることができるほか、レイアウト変更にも柔軟に対応できるようになる。走行ルート上の障害物を回避して走行できるため、フレキシブルな生産ライン構築が可能になる。

 

両社は長く無人搬送車を手掛けており、今回の開発・製品化にあたっては、自律走行機能と障害物回避機能を有するロボット技術を持つ日立製作所の協力を得た。TCMでは、機械器具・半導体・液晶・医薬・食品製造ラインのほか、倉庫業配送センターや通販業配送センターなどでの利用を想定している。