ロジスティクス佐川急便は27日、同日から松浦鉄道と貨客混載事業を開始する、と発表した。
同事業は、従来トラックやバンで輸送していた宅配貨物を、旅客列車のスペースを活用して輸送するもので、今回の取り組みでは、松浦鉄道の松浦駅―潜竜ヶ滝駅間を運行する列車を用いて長崎県佐世保市江迎町の宅配貨物を輸送する。
具体的には、江迎町の集配を担当する平戸営業所に届いた荷物を、佐川急便の担当者が電動自転車で松浦駅まで運んで列車内の専用カーゴに積み込み、鉄道輸送後に列車から荷物を受け取った江迎町の集配担当者が配達を行う。これにより、従来は江迎町を担当する集配車3台のうち2台が、午後に平戸営業所に戻る必要があったが、これがなくなるという。
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