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富士通、グループ防災訓練を実施

2010年9月1日 (水)

話題富士通は1日、東海地震の発生で関東西部・東海地区の広域に被害が及ぶ事態を想定し、被災したグループ事業所の初動対応と顧客のICTシステムの復旧を訓練するグループ防災訓練を実施する。

 

参加者へ事前に訓練シナリオを通知せず、突発的事象への柔軟な対応能力を強化する訓練を行う。また、グループ社員の安否、事業所の建屋設備の被害状況を共有するシステムと、顧客の被災状況を確認するシステムを相互に活用。これにより復旧体制を迅速に確立するとともに、全国の顧客のもとにいち早く急行できる要員を確保・配置し、ICTシステムの復旧支援を行う。

 

実際に顧客先での復旧支援を行う訓練として、愛知県防災局の協力を得て防災局の防災通信システムが被災したことを想定し、同システムの復旧を実施。これらの訓練を通じ、富士通グループ全体が災害発生時の組織的に連動した初動対応について共通の認識を持つとともに、防災に関する連携体制の構築、事業継続対応能力の強化を訓練する。

 

訓練では、愛知県内の関係機関・市町村に向け災害情報を発信する防災局の防災通信システムが被災したことを想定し、富士通大阪パーツセンター(大阪府大阪市)の保守部品を、八尾空港(大阪府八尾市)から名古屋空港(愛知県西春日井郡)を経由し、防災局までヘリコプターで運搬してシステム復旧を行うなど、緊急時の物流が機能するかのチェックも行う。