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米マウザー、垂直リフトで庫内作業時間45%削減

2019年12月3日 (火)

▲(出所:マウザーエレクトロニクス)

国際半導体・電子部品のネット販売商社の米・マウザーエレクトロニクス社は2日、テキサス州ダラス近郊のグローバル物流センターに最新鋭の垂直リフトモジュール(VLM)を導入した、と発表した。

VLMは、部品を保管する棚と自動昇降機を備えた縦型ファイルキャビネットで、作業場までVLMが部品を直接運ぶため、作業効率と床面積のスペース効率が大幅に向上。この自動化設備により、従業員の作業時間を45パーセント以上削減できるという。

現在マウザーは庫内作業のスマート化と同時に2万平方メートルの増床工事も進行中。本社と物流センターは9万平方メートルに拡張され、100万SKU以上の在庫保管が可能となる。

同社のグレンスミスCEOは、「最先端の自動化システムに多額の設備投資を行い、グローバル物流センターの在庫収納能力の拡張と効率の最大化を実現した。米国最大級の垂直リフトモジュールの導入は、当社が進める作業のスマート化を実証するもので、新たな自動化システムの導入準備も進めている」としている。