フードキユーピーは10日、同社の伊丹工場跡地(兵庫県伊丹市)で建設中の生産・販売・物流の一体型拠点「関西キユーポート」が2020年1月に竣工し、3月から稼働することを発表した。
同社が115億円を投じた「関西キユーポート」は、主に卵加工品と惣菜の生産拠点として稼働するが、周辺に点在するグループ各社の営業・物流部門も同拠点に集約することで、グループ企業15社、1200人以上が働く一大拠点となる。
生産機能では、これまで割卵と加工の工程を別棟で行っていたが、2020年6月までに割卵から加工までの一貫生産体制を構築。生産の合理化を進めながら、グループ各社を含む事業融合型の新たな展開を進める。
同社は「西日本エリアの市場に対して、生販物一体型のメリットを生かした、スピード感のある、よりよい提案を続けていく」としている。
所在地:兵庫県伊丹市南町4-7-1
建築様式:S造5階建て
建築面積:4000平方メートル
延床面積:2万平方メートル
竣工時期:2020年1月
操業開始:2020年3月
入居数:大阪支店ロジスティクス本部西日本情報センターなど15社
投資額:115億円