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西鉄、シカゴで売却益目指す物流倉庫開発

2019年12月12日 (木)

国際西日本鉄道は12日、収益不動産事業の第2弾として、シカゴ(米国・イリノイ州)で物流倉庫の開発を行うことを発表した。

同事業は、西日本鉄道が同社現地法人を通じて、三菱商事傘下の北米不動産投資会社ほか1社と共同で行うもので、総事業費は9600万ドル(約105億円)となる見込み。

開発する倉庫は、シカゴ中心部から50キロに位置し、平屋建て4棟で総延床面積は9万6000平方メートル。シカゴ都市圏を配送先とする小売・Eコマース・配送業者などが主なターゲットで、2020年7月に完成する。同社は建設に合わせてリーシングを進め、テナントの入居が一定程度進んだ段階で機関投資家などに一括売却する。

開発地にシカゴを選んだ理由について同社は、「アメリカ中西部の物流拠点として、今後も旺盛な物流倉庫需要が見込まれる」としており、今後開発を通じて物流倉庫開発のノウハウを吸収し、新たな収益基盤を確立していくという。