認証・表彰日本郵船は16日、同社の船舶管理会社「NYK LNGシップマネージメント」(LNGSM社)とLNG船「パシフィックミモザ」が、同日付で日本海事協会からサイバーセキュリティマネジメントシステム(CSMS)の認証を取得したことを発表した。
海運業界では、安全運航と効率化に向けた船舶のデジタル化とIoTの普及が進んだことで、サイバー攻撃を受けるリスクが高まっており、同社グループは今回認証を取得したLNGSM社の安全管理システムマニュアルを改訂。サイバーセキュリティ方針やリスクアセスメントの実施内容が日本海事協会のガイドラインに適合していることが評価された。
同社は、11月にノルウェーのデュアログ社とサイバーリスク管理システムの開発プロジェクト「セパ・シールド」を立ち上げており、今後は改訂したマニュアルによるソフト面とセキュリティ監視システムのハード面の両面で安全運航に取り組むという。