
▲「クールガード」(出所:ペリカンバイオサーマル)
サービス・商品エム・アンド・ピー(東京都品川区)は17日、同社が輸入販売しているペリカンバイオサーマル社(英国)の定温管理輸送容器「クロノス」を、「クールガード」に名称変更し、再度市場に投入することを発表した。
「クールガード」は主に試薬、細胞、検体、血液など医療現場での使用を想定したもので、電力を使用せずに、蓄冷剤と断熱材で温度を維持するため、故障や充電などを気にせずに使用できるほか、航空輸送でも非危険品扱いとなる特長を持つ。内部の温度は、72時間から120時間保つことができるという。
昨年12月に厚生労働省より発出された「医薬の適正流通ガイドライン」(GDP)の法令化が予想されることから、同社では「細胞、検体をリスクなく、定温で輸送できる容器の需要に応える製品」だとしている。