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ITE、定温システム活用した保冷ジャケット開発

2018年6月27日 (水)

サービス・商品温度管理システムの研究・開発を手がけるアイ・ティ・イー(ITE、東京都千代田区)は27日、同社の定温システム「アイスバッテリー」を活用した、物流現場や建設現場作業など向け保冷ジャケットを6月から販売開始すると発表した。

この製品は室温30度の環境下で着用して4時間以上低温状態を保ち、体温の上昇を抑え生産性低下を防止するもので、モリトと共同開発した保冷ジャケットに、ITEのアイスバッテリーを装着している。

重量は750グラムと軽量で、袖がないタイプのため、着用が容易。家庭用冷蔵庫の冷凍室で冷やすことができる。フリーサイズなので男女兼用で使用可能となっている。

アイスバッテリーを体型に合わせて移動固定して動脈の集中する腋の下に当てて使用する。背中のアイスバッテリーはマジックテープでの貼り付位置で冷却する場所を調整でき、正面の薄型バックルで胴囲の調整ができる。

ITEのアイスバッテリーは、ワクチン・血液・医薬品・野菜・冷凍食品の輸送に使用されているもので、飛行機、電車、トラック、海上輸送で電力を必要とせず定温輸送ができるため、一般的に冷蔵庫は使用できない航空機や貨物鉄道、常温トラックでの保冷低温輸送に貢献している。