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NEDO、無人・自律飛行時の危機回避実験成功

2019年12月25日 (水)

調査・データ「無人航空機」(UAV)の社会実装に向けたプロジェクトを推進する「新エネルギー・産業技術総合開発機構」(NEDO)は25日、ドローンなどの「無人航空機」が自律的に危機を回避し、着陸地点まで飛行することに成功したことを発表した。

▲飛行実証実験のルート(出所:NEDO)

実験は愛知県の豊川市と田原市を結んだ距離12キロ、三河湾海上で行われ、準天頂衛星システム「みちびき」からの信号を受信したUAVが、故障や悪天候などの緊急事態に対応し、自律的に経路を変更しながら目的地に着陸した。

▲緊急時の自律的経路変更のイメージ(出所:NEDO)

故障、残燃料の減少、悪天候などで、UAVが自らの判断で経路変更し、飛行することは、離島間物流などの利用を考えた場合、不可欠な機能となることから、NEDOでは今後も安全に社会実装するためのシステム構築や飛行実験を実施するプロジェクトを進めるとしている。