拠点・施設ESRケイマン・リミテッドは24日、マルチテナント型物流施設「レッドウッド弥富ディストリビューションセンター」(RW弥富、愛知県弥富市)を所有するESR傘下のジョイントベンチャーの株式を英M&G Real Estate Asia(エムアンドジー・リアル・エステート・アジア)へ売却したと発表した。
消費スタイルの多様化や新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う宅配ニーズの高まりで、中部圏での物流施設の需要は高く空室率も低い水準が続く。RW弥富を含めた中部圏の物流施設に対する資産評価の高さを印象付けた。
RW弥富は2018年2⽉に完成し、賃貸⾯積は9万5000平方メートル。名古屋市中心部から15キロメートルに位置し、伊勢湾岸⾃動⾞道「湾岸弥富インターチェンジ」より3.5キロメートル、名古屋コンテナターミナルまで6.4キロメートルと交通アクセスで優位性がある。
中部国際空港を含めた中部圏の移動がしやすく、広域配送および海上・国際貨物の配送拠点として活⽤できるのが強みだ。現在、⼤⼿3PL企業を含む6社が入居し、物流拠点を置いている。