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三菱レイヨンとダイセル、たばこフィルター素材会社を設立

2012年8月6日 (月)

アパレル三菱レイヨンは6日、ダイセル(大阪市北区)と共同で、たばこフィルター用のアセテート・トウを製造する合弁会社「富山フィルタートウ」を設立すると発表した。

 

三菱レイヨンは、合弁会社設立の準備のため10月1日付けで富山事業所(富山市)内で展開するアセテート・トウ製造事業を、100%子会社として分社化する。

 

アジア、アフリカ、東欧などの新興国を中心としたたばこ需要の拡大に対応するため、たばこフィルター用のアセテート・トウを製造する合弁会社を設立し、国際的に競争力の高い生産体制を構築する。

 

ダイセルとの協力関係を深めることで事業の安定化を図るとともに、ファッション性が高いアセテート・フィラメントでも市場の拡大と深耕で収益向上を図り、アセテート繊維事業の強化につなげる。

 

合弁会社は、三菱レイヨンがアセテート・トウ製造事業を分社化、新会社を設立した上で、新会社株式の一部をダイセル社に譲渡する方法で設立する。出資比率は三菱レイヨン65%、ダイセル35%とし、両社は合弁会社が製造する製品を引取り、それぞれが個別に販売活動を行う。ダイセルは、合弁会社の事業に必要な原料フレーク(酢酸セルロース)を供給する。