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秩父鉄道、国内最後の石炭列車が3月末に運行終了

2020年1月27日 (月)

ロジスティクス秩父鉄道(埼玉県熊谷市)はこのほど、日本貨物鉄道(JR貨物)との連絡輸送によって運行している熊谷貨物ターミナル―三ヶ尻駅間の石炭貨物輸送について、3月末で運行を終了することを発表した。

秩父鉄道が輸送している石炭は、太平洋セメント熊谷工場のセメント製造に使用されているが、2020年度から太平洋セメントがトラックによる石炭輸送に切り替える。切り替えの理由について同社は、「さまざまな検討をした中で、トラック輸送に切り替える方が有益であると判断した」と答えた。

これにより、国内で最後まで残った石炭列車が残り2か月で姿を消すことになるが、同工場で使用する石灰石の鉄道輸送については、今後も継続するという。