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三菱マテリアル、中国で電気接点事業を強化

2012年8月7日 (火)

荷主三菱マテリアルは7日、電気接点事業を展開する連結子会社「三菱マテリアルシーエムアイ」が、東京丸善工業から子会社の丸善儀表元器件(上海)有限公司(丸善上海)の持分を追加取得し、子会社化する中国当局の承認手続きが完了したと発表した。

 

これまでシーエムアイ社の電気接点事業は日本国内で行っていたが、中国で自動車関連部品の現地需要が拡大していることから、丸善上海を子会社化することにしたもの。子会社化に伴い、社名を東福喜儀表元器件(上海)有限公司に変更した。

 

丸善上海は中国で電気接点の加工事業を展開していたが、今後はシーエムアイ主導で川上工程となる電気接点の材料を製造する工程も導入し、溶解素材から接点加工に至る一貫製造体制を構築、現地調達ニーズに素早く対応する。

 

三菱マテリアルでは「日本と中国に生産拠点を分散することで、自然災害発生などの際にも、サプライチェーンへの影響を最小限にとどめることが可能となる」としている。