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ダイワコーポ、「沖縄に恩返し」南風原町に倉庫開発

2020年1月29日 (水)

拠点・施設ダイワコーポレーション(東京都品川区)は29日、沖縄県南風原町に延床面積4400坪の賃貸倉庫を建設することを発表した。ことし夏頃に着工し、2021年の竣工を目指す。

▲19年11月に沖縄で実施した高校生内定式の様子。内定式には家族や恩師も招待し、曽根和光社長(右)が内定通知書を手渡す(出所:ダイワコーポレーション)

同社は、14年に沖縄県の公募事業「物流高度化推進事業」に参画し、泡盛の首都圏向け共同物流システムを構築。2017年度からは沖縄県で高卒採用を開始するなど、酒造組合や地元企業、県民とのつながりを深めてきた。沖縄出身の社員は、来年度には正社員の10%を占めるまでになり、定着率が非常に高いという。

一方で、同社員から「いつかは沖縄に戻りたい」という希望も出ていることから、同社は沖縄への恩返しを込めて新倉庫の建設を決めた。当面は賃貸倉庫として地元企業に貸し出し、地域の物流活性化、雇用確保に貢献し、将来的には社員の希望を叶える勤務地として運用することも考えている。

このほか同社は、多くの物流拠点を構える横浜への貢献として、プロ野球チーム「横浜DeNAベイスターズ」の春季1軍キャンプ(2月1日~26日、沖縄県宜野湾市)に、ことしからベンチ広告を掲出。これまでも同チーム主催の野球教室への協賛、本拠地「横浜スタジアム」へのロゴ看板掲出などを実施しているが、オフィシャルスポンサーとして活動の幅を広げる。

(出所:ダイワコーポレーション)

2021年10月に創業70周年を迎える同社は、「昨年チーム創設70周年を迎えた横浜DeNAベイスターズ同様に、地域社会から愛される企業を目指し、今後も事業を展開していく」とコメントした。