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ダイワコーポ、地元内定式で沖縄出身高卒者が定着

2019年10月24日 (木)

国内物流サービスを提供するダイワコーポレーション(東京都品川区)は24日、2020年度入社する高校生5人の内定式を11月7日に沖縄県那覇市内で行う、と発表した。

▲内定式の様子(出所:ダイワコーポレーション)

内定式には親族や恩師などの関係者を招き、内定者が感謝の気持ちと入社に向けた意気込みを伝えるほか、同社からは曽根和光社長が会社紹介や事業展開の説明を行い、東京へ送り出す家族の不安を少しでも和らげるという。内定式後の懇親会では、先輩社員からのビデオレターを上映し、曽根社長など社員6人とコミュニケーションをとることで会社の風土などを実感してもらう。

そのほか、同社は沖縄県各地で行われる合同説明会や社員出身校での講話会へ参加し、バーチャルリアリティ(VR)を用いて東京の生活や倉庫内を疑似体験してもらうなど、入社後のミスマッチを防ぐさまざまな取り組みを実施。教員にも業界と会社を知ってもらうため、倉庫見学会を開催している。

こうした取り組みによって、同社が17年度から開始した沖縄県出身高卒者の採用は定着率がよく、現在13人の沖縄県出身者が現場で活躍している。

同社は14年から沖縄県の公募事業である「物流高度化推進事業」に参画し、泡盛の首都圏向け共同物流システムを構築しており、ことしは沖縄県内で新倉庫建設を決定。今後も事業拡大を見込んでおり、将来の大きな戦力となる沖縄県での採用を積極的に行っていくという。