財務・人事ニチレイは4日、2020年3月期第3四半期(19年4-12月期)の決算を発表し、同社の低温物流部門の売上高は1554億7700万円(前年同期比1.7%増)、営業利益は95億7600万円(2%増)の増収増益だった。
国内事業は、通過型センターが堅調に推移したことに加え、大都市圏を中心に冷凍食品などの保管需要を着実に取り込んだことで増収となった。利益面では東京湾地区での自社設備の有効活用を進めたことが増益に寄与した。
海外事業は、欧州地域で果汁貨物の荷動きが停滞する一方、小売店向け配送業務などの運送需要を着実に取り込んだことに加え、中国事業が伸長したことで、現地通貨ベースでは増収・増益となったが、海外事業全体では為替換算影響もあり円貨ベースでは減収・増益となった。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)20/3/3Q | 20/3/中間 | 20/3/1Q | 19/3/通期 | |
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売上高 | 447,583 [0.4%] | 291,847 [1%] | 142,803 [1.1%] | 580,141 [2.1%] |
営業利益 | 25,708 [8.3%] | 14,988 [8.7%] | 6,867 [4.4%] | 29,511 [-1.3%] |
最終利益 | 17,039 [4.4%] | 9,502 [0.9%] | 4,471 [-3%] | 19,943 [4.4%] |
売上高営業利益率 | 5.7% | 5.1% | 4.8% | 5.1% |