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ニチレイ2Q、低温物流は国内外好調で増収増益に

2021年11月2日 (火)

財務・人事ニチレイが2日発表した2022年3月期第2四半期累計連結決算は、売上高が前年同期比4.5%増の2945億7800万円、営業利益が同4.3%減の160億2000万円、経常利益が同4.8%減の162億1700万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同2.2%増の111億1500万円となった。

低温物流事業では、国内で売上高が前年同期比1.4%増の876億4300万年、営業利益が同12.1%増の74億600万円で増収増益。海外では売上高が同19.7%増の208億4300万円、営業利益が同36.0%増の7億8500万円でこちらも増収増益だった。その他を含めた低温物流事業全体では、売上高が同4.7%増の1096億2900万円、営業利益が同13.6%増の78億1300万円で増収増益だった。

国内は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う「巣ごもり需要」の高まりを背景に、通過型センター事業の取り扱いが堅調に推移。大都市圏を中心に冷凍食品の保管需要を着実に取り込んだことも奏功した。海外は、欧州で英国のEU離脱に伴う移行期間の終了により通関貨物の取り扱いが増加したことに加えて、小売店向け配送業務などの運送需要をビジネスにつなげた。

2022年3月期の通期連結業績についても、低温物流事業は同様に好調を維持すると予測。補完や運送の一体運営による集荷拡大やことし稼働したセンターの収益改善が寄与し、増収増益を見込む。