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SBS、中小物流会社のグループ入り見据え20億出資

2020年2月10日 (月)

ロジスティクスSBSホールディングスと日本政策投資銀行は10日、地域物流網の維持と持続可能性の向上を目的に「日本物流未来投資ファンド」を共同設立し、事業承継と人材不足などの問題に直面している地方の物流事業者に対してファンドを通じた出資を行う、と発表した。

両社は同ファンドに20億円ずつ出資。合計40億円の資金を用いて地方の中堅・中小事業者に対して出資を行うほか、営業網の拡充、収支・財務の改善、コンプライアンス体制の整備といった「バリューアップ施策」で支援を行う。その後は一定のメドがついた段階で、ファンドが保有する株式をSBSグループが譲り受け、出資先事業者のグループ入りを目指す。

SBSグループは1987年の創業以来、数多くのM&Aを成功させ、現在24の連結子会社がSBSホールディングス傘下に収まる。同社は出資を希望する事業者に対して、規模に応じて3億円から30億円の出資を行うことを明らかにしており、「グループとしての配送網強化の一翼を担ってもらいたい」とコメントしている。