ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

鴻池運輸、新規事業など先行投資が影響し増収減益

2020年2月14日 (金)

財務・人事鴻池運輸が11日に発表した2020年3月期第3四半期決算(19年4-9月)は、売上高2368億900万円(前年同期比8.1%増)、営業利益92億8600万円(8.4%減)と増収減益だった。

主力の複合ソリューション部門は、飲料配送センターの新規開設や病院物流業務増加などで部門売上1637億5100万円(6.3%増)と増収だったが、設備更新と新規事業立ち上げ費用が影響して部門利益は109億4200万円(5.4%減)の減益となった。

国内物流部門は、一部の業務終了によって部門売上は369億5700万円(0.1%減)と微減だったものの、業務効率化が奏功し部門利益は22億9200万円(12.9%増)の減収増益となった。

国際物流部門は、前年度に連結した「ベル・インターナショナル・ロジスティクス」(香港)の売上げ寄与と設備解体・据付業務の増加により部門売上は361億円(29%増)と大幅増収だったが、部門利益は欧州市場向け集荷数量の減少や米中貿易摩擦による航空貨物需要の減速などで6億6700万円(28%減)と利益を減らした。