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日通、混雑港回避の輸入貨物配達サービスに新商品

2020年2月19日 (水)

ロジスティクス日本通運は19日、海上輸送と鉄道輸送を組み合わせて混雑港を回避する輸入貨物配達サービスに「BCPパック・エクスプレス」と「BCPパック・アドバンス」を追加した、と発表した。

「BCPパック・エクスプレス」は、12フィートコンテナを利用して中国華東地区から下関港までの海上輸送(蘇州下関フェリー)と下関から関西・中部・東日本への鉄道輸送を組み合わせた配送スピード重視型の輸送サービスで、リードタイムは海上輸送の半分に短縮。コストは海上輸送の2倍になるが、航空輸送と比べると半分で済む。主要港を避けて輸送できるため、BCP(事業継続計画)対策として活用できる。

▲「BCPパック・エクスプレス」のサービス概要図(出所:日本通運)

BCPパック・アドバンス」は、東京2020大会などでさらに混雑が予想される東京港への入港を避け、大阪港・博多港で荷揚げと仕分けを行い、12フィート鉄道コンテナに積み替えて全国に配送する輸送サービスで、日本通運に配送先ごとの仕分けや流通加工を依頼できるのが特長。これにより、荷主は物流拠点で入庫・仕分け作業を軽減できるほか、場合によっては店舗への直送も可能となるという。

▲「BCPパック・アドバンス」のサービス概要図(出所:日本通運)

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