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マレーシア日通、ハラール認証のハブ拠点竣工

2020年3月9日 (月)

国際日本通運は9日、マレーシア現地法人のマレーシア日通が、海外の自社1棟倉庫としてはグループ最大となる多機能物流施設「シャーアラムロジスティクスセンター」を竣工し、同日から営業を開始した、と発表した。

同センターが位置するシャーアラム工業地区は、マレーシア最大の消費地である首都クアラルンプールに近く、主要港のポートケラン港とクアラルンプール国際空港へのアクセスが良いことから、物流拠点として好適な立地。延床面積は6万3421平方メートルで、納入業者在庫管理方式(VMI方式)やジャストインタイム納品、保税倉庫など、高品質・高機能なサービスを提供する。

また、ムスリム市場拡大への対応として、貨物用コンテナの宗教洗浄エリアを設置し、ハラール認証を取得するほか、同社が重点産業に位置づける医薬品物流網の強化に向けて適正流通(GDP)認証も取得する。

マレーシア日通は今後、同センターの設立によりロジスティクス機能をさらに強化し、消費財を中心とする国内販売物流、製造物流、空調施設を利用した定温保管やハラール商品の保管・配送など、高度化する多様な物流ニーズに応えていくとしている。