カトーレック、越･ハナム省に危険品対応の新倉庫

国際カトーレックは16日、ベトナム北部のハナム省に危険品保管倉庫を併設した物流センターを竣工した、と発表した。

同施設は、日系企業専用の工業団地である「ハナム省ドンバンIII工業団地」内に立地し、北部の幹線道路への交通利便性が高い立地。団地内には部品・素材メーカーが多数進出しており、塗料や原材料など引火性液体を安全に保管する危険品倉庫の需要も高まっていることから、同社は2019年1月にベトナム現地法人を設立して7月に同センターの建設に着手した。

同社のグローバルロジスティクス事業はこれまでに、2011年にタイ、2013年に香港に進出しており、ベトナムは3番目の拠点。今後、同拠点でも入出庫から輸配送までの一貫したサービス（ロジスティクス事業）を提供することで、同社はハノイ市クァンミン工業団地内の電子部品製造受託サービス（エレクトロニクス事業）と組み合わせた「ロジトロニクス企業」としてサプライチェーンを総合的に支援していくという。