日本郵便｢二本松｣で2人、｢明石西｣で1人感染確認

ロジスティクス日本郵便は10日から13日までに、福島県二本松市の「二本松郵便局」で2人、兵庫県明石市の「明石西郵便局」で1人の新型コロナウイルス感染者が確認された、と発表した。

3人はいずれも配達業務を担当する社員で、「明石西郵便局」では初めて、「二本松郵便局」では9人目の感染者となった。

同社は10日から「明石西郵便局」の業務を休止していたが、消毒作業を終えて13日午前から営業を再開。同じく7日に業務を休止した愛知県安城市の「安城郵便局」についても12日に営業を再開した。

一方、福島県が「クラスター」の発生と認識している「二本松郵便局」は、営業再開のメドが立っていない。同社の10日発表によると、同局では配達すべき郵便物が3万1000通（個）保管されている。また、同局は事前の対策として「熱が出るなどの体調に異変を感じた際には、管理者等に申し出るとともに、帰宅や医療機関への受診を毎日指導していた」としているが、福島県の発表によると、感染が確認された社員の一部は、倦怠感や発熱の症状が出ていたにもかかわらず出社していたことが分かっている。

■これまでに確認されている物流関連の感染者数