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カナルウォーター、作業者の発汗量に4倍差を確認

2026年8月31日 (月)

▲熱中症リスク管理の様子(出所:カナルウォーター)

荷主カナルウォーター(長野県茅野市)は31日、発汗計測機器「カナルパイロット」を活用したカクイチ建材工業(同県東御市)での熱中症対策について、同じ現場で同様の作業をする作業者間で、発汗量に約4倍の差が確認されたと発表した。

カクイチ建材工業は、小型プレハブやガレージ、各種屋根材などを製造している。製造工程の一部には、夏場に非常に高温となる炉が設置されている。

同社は昨年度から、現場の暑熱環境を把握する「熱中症リスク管理サービス」と、作業者の発汗量を調べる「熱中症リスク調査サービス」を活用。「カナルパイロットC」は昨年から5つの現場で使用している。熱中症リスクが高まると管理者にメールで通知し、管理者が該当する作業者に追加の休憩を指示するなど、現場での対応に役立てている。

発汗量調査では、同じ現場で同様の作業をしていても、1日当たりの発汗量が約5.6リットルの作業者と約1.4リットルの作業者が確認された。調査結果を基に、それぞれの水分補給量の目安を1時間当たり約706ミリリットルと約188ミリリットルに設定するなど、個人差を考慮した熱中症対策を進めている。

給水量は発汗量などを基に算出した目安で、実際の水分補給量は個人の健康状態や作業内容、気象条件などを踏まえて設定する必要がある。

カナルウォーターは2025年度から、建設・土木、建材加工、鋳造、食品加工、産業廃棄物処理、太陽光パネル設置などの暑熱現場に「熱中症リスク管理・調査サービス」を提供している。建設や製造、物流などの暑熱現場を対象としている。

同社は2026年度、公益財団法人市村清新技術財団の「第117回新技術開発助成」に採択された。今後は発汗量に加え、汗の塩分濃度や塩分喪失量を計測する技術の実用化と機器の小型化を進め、作業者ごとの熱中症リスク管理の高度化を目指す。

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