M&Aセーフィー(東京都品川区)は28日、損害保険・生命保険代理店業を手掛ける佐渡島商事(兵庫県西宮市)の全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。取得価額は株式2億3500万円、アドバイザリー費用などを含む概算額は2億4200万円。株式譲渡は2026年10月1日を予定する。
セーフィーはクラウドカメラなどを通じ、遠隔での安全管理や見守り事業を展開してきた。今回の買収により、同社が持つ「映像×AI」の技術と、佐渡島商事が保険代理店として培った保険・リスクマネジメントの知見を組み合わせる。
事故やリスクを「見える化」するだけでなく、不安全行動や異常の検知を通じてリスクの予知・予防につなげるとともに、万一の際の補償まで含めたサービスの展開を目指す。既存顧客に対しては、現場AXや遠隔見守りサービスに加え、リスクコンサルティングや各種保険商材を提供し、顧客接点の拡大と新たな収益機会の創出を図る。
また、同社グループが保有する現場データとAI技術を活用し、リスクの「予知・予防」という付加価値を備えた新たな保険商材の開発を進める。将来的には保険会社や再保険会社の設立も見据え、代理店手数料にとどまらず、引受利益を獲得できる収益モデルへの転換を目指す。
佐渡島商事は1993年5月設立で、資本金は7000万円。損害保険・生命保険代理店業などを手掛ける。2026年4月期の売上高は2億3923万8000円、営業利益は3094万円、経常利益は3468万2000円、当期純利益は3408万2000円だった。
セーフィーは佐渡島商事の全1400株を取得し、議決権所有割合を100%とする。株式取得後、佐渡島商事はセーフィーの連結子会社となる。
セーフィーは、今回の買収による2026年12月期の連結業績への影響について軽微と見込んでいる。
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