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NSU海運、原油暴落と株価下落で損失20億円計上

2020年4月16日 (木)

財務・人事NSユナイテッド海運は16日、新型コロナウイルスの感染拡大を背景に原油価格が暴落しているとして、20年3月期決算で「たな卸資産(燃料油)」の評価損10億円を売上原価に、投資有価証券評価損10億円を特別損失にそれぞれ計上すると発表した。

これにより、同期決算は売上高が従来予想より30億円少ない1480億円、営業利益が11億円少ない70億円、最終利益が19億円少ない59億円と、いずれも従来予想を下回る見通しとなった。

新型コロナウイルスの影響が明確になるまでの業績については「19年度を通し船隊整備や新規輸送契約の開始などがほぼ計画通りに進み、ばら積み船市況も昨年12月までは順調に推移したことから、所期の目標達成を見込み、前回公表の予想数値を据え置いてきた」と説明している。