昭和電工、秩父事業所の生産能力を増強

拠点・施設昭和電工は30日、秩父事業所（埼玉県秩父市）で生産するパワー半導体用4インチ径炭化シリコン（SiC）エピタキシャルウェハーの生産能力を2.5倍の月産1500枚まで増強した、と発表した。設備の増設と生産技術の向上を図ったもの。

 

SiCパワー半導体は、自動車・鉄道車両・産業機器・家電製品などさまざまな分野で、特にモーターの回転制御などに用いられるインバーター（直流電力を交流電力に変換する装置）向けに大きな需要が期待されている。

 

既に一部の家電製品や、新エネルギー分散電源で実用化、地下鉄車両への試験搭載が始まっており、今後、電気自動車やハイブリッドカーといったエコカーへの搭載も進むものとみられている。

 

■昭和電工秩父事業所の位置

[googlemap lat=”35.96925″ lng=”139.0725″ align=”undefined” width=”440px” height=”240px” zoom=”10″ type=”G_NORMAL_MAP”]昭和電工秩父事業所（埼玉県秩父市下影森１５０５）[/googlemap]