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国連WFP、ベルギーに支援物資輸送の新拠点

2020年5月7日 (木)

国際WFP国連世界食糧計画(国連WFP)は2日、ベルギーのリエージュで新たな物流拠点が稼働し、アフリカへの人道支援航空便が増便されることを発表した。

この取り組みは、航空各社が実質的に停止している中で、人道支援物資を開発途上国に確実に届けるためのもの。現地時間4月30日に同拠点を出発した最初のチャーター機は、ブルキナファソとガーナに16トンの医療物資を輸送し、貨物の一部は最終目的地のコンゴに移送される。

国連WFPは新型コロナウイルスの世界的な流行に対応するため、1月下旬から89か国に300トン以上の物資を輸送しているほか、医療従事者をパンデミック対応の最前線に送るための世界規模の航空網を配備。医療用品が生産される場所が近いリエージュ、ドバイ、中国のグローバル人道対応拠点は、エチオピア、ガーナ、マレーシア、パナマ、ドバイ、南アフリカの地域拠点とつながり、待機している小型航空機で支援優先国に向けて貨物と支援者を運ぶ。

今後、ボーイング747型機で37機相当分を中国とマレーシアから130か国に輸送する予定としており、この航空網が完全に稼働すると、毎月最大350の貨物機と、350の旅客機が飛ぶようになるという。

(出所:国連WFP)