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UPS、国連WFP主導のプログラム通じ熊本地震支援

2016年8月4日 (木)
UPS、国連WFP主導のプログラム通じ熊本地震支援

▲被災地に届けられた大型可動式倉庫(出所:国連WFP)

ロジスティクスUPSは4日、国連WFP(国連世界食糧計画)が主導するロジスティクスエマージェンシーチーム(LET)プログラムの一環として、熊本地震の被災地への救援活動にロジスティクスと輸送面で支援を行った、と発表した。

LETは、国連WFPが主導して国際物流企業のUPS、アジリティ、マースクの3社が協力し、ロジスティクス活動を支援している組織で、人道支援コミュニティが直面する「隔たりや困難」に対し、緊急輸送支援の調整を行っている。

今回の輸送サポートでは、日本のUPS社員を含め、世界で70人以上の同社社員がLETプログラム支援に携わっている。具体的な活動としては大型可動式倉庫(MSU)13棟を被災地に届けた。MSUは防水加工された大型の特殊テントで、自然災害の被災地などで復興に必要な救援物資の保管に使用されている。

LETは07年から11件の緊急対応で、人道援助の現場にロジスティクス支援を提供、15年には被災地への緊急支援・復興支援のため、50か国に向けて350回を超える輸送支援を実施した。16年は計1400万米ドル相当の寄付、技術・サービス供与を行い、事前対策から発生直後、復興までの対応を強化するための幅広い災害復興支援施策をサポートしている。

国連WFP日本事務所代表のスティーブン・アンダーソン氏は「日本の被災地でも、UPSの輸送支援は我々の活動の大きな助けになった。今回、東日本大震災の際にも協力したUPSと、またともに活動できたことを嬉しく思っている」と話している。