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丸運社長交代、JXTGエネの石油輸送中核会社へ

2020年5月11日 (月)

財務・人事丸運は11日、荒木康次社長が6月24日に退任し、同日付で新社長にJXTGエネルギーの桑原豊氏を迎えることを発表。併せて、2022年までの新たな中期経営計画で同社がJXTGエネルギーの石油輸送中核会社を目指すことを明らかにした。

桑原豊氏は1958年生まれの61歳。81年に日本鉱業に入社し、JXTGエネルギー取締役常務執行役員などを経て、20年4月に同社社長付となっていた。

丸運は、19年度までの第2次中期経営計画で、唯一石油輸送部門が当初の目標を上回る実績を残しており、22年度までの第3次中経でもコア事業に掲げている。国内需要の減少が予想される中で現在の事業規模を維持するため、JXTGエネルギーの輸送中核会社を目指すほか、エリア配送の最適化、協力会社との連携強化、大都市圏での危険物・毒劇物需要の開拓、大口顧客の事業戦略に対応する物流サービスの提案――をアクションプランとして実行。危険物倉庫の新設や自社ローリーの拡充などの設備投資を行う。

また、事業規模拡大を目指す貨物輸送事業では、利益率の改善に向けて長距離配車センターの設立や拠点の統廃合を実施。成長が見込まれる分野への投資策として、機工事業の強化や「新座流通センター」の冷凍倉庫化などを実行する。

新型コロナウイルスの影響により、22年度までの数値目標は明らかにしていないが、同社は第3次中経を「飛躍に向けた準備期間」と位置づけている。

■6月24日付の役員人事

氏名
桑原豊氏代表取締役社長JXTGエネルギー社長付
荒木康次氏相談役代表取締役社長
植西祐氏取締役常務執行役員常務執行役員
竹内隆氏取締役(社外)監査等委員MORESCO
松井信治氏丸運トランスポート東日本社長取締役
丸運トランスポート東日本社長
花井健氏[退任]取締役監査等委員