財務・人事渋沢倉庫が12日に発表した2020年3月期の連結決算は、売上高668億3100万円(前期比3.4%増)、営業利益39億600万円(4.5%増)の増収増益で着地した。
飲料と日用品の保管業務が好調に推移し、これに連動するかたちで輸配送業務も拡大。主力の倉庫と陸運が、国際輸送と物流施設賃貸の減収分をカバーした。
今期は、新型コロナウイルスの影響を受けるものの、20年3月期に竣工した関東3拠点の通期稼働、松戸市の拠点増床など、倉庫・陸運の業務拡大が見込まれるため、通期で0.2%の減収、5.3%の減益と、若干のマイナスにとどまる見通し。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)20/3/通期 [前年同期比] | 20/3/3Q [前年同期比] | 20/3/中間 [前年同期比] | 20/3/1Q [前年同期比] | |
---|---|---|---|---|
売上高 | 66,831 [3.4%] | 50,915 [4.1%] | 34,078 [5.5%] | 16,841 [4.2%] |
営業利益 | 3,906 [4.5%] | 3,297 [12.3%] | 2,273 [23.3%] | 974 [7.6%] |
最終利益 | 2,816 [23.9%] | 2,404 [36.2%] | 1,654 [26.2%] | 785 [12.1%] |
売上高営業利益率 | 5.8% | 6.5% | 6.7% | 5.8% |