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苫小牧埠頭、星港向け冷凍小口混載を継続

2020年5月12日 (火)

国内苫小牧埠頭(北海道苫小牧市)は11日、シンガポール向け冷凍小口混載輸送事業の継続を発表した。

同事業は、北海道の優れた農水産品や加工品などの輸出拡大を目的に、苫小牧港利用促進協議会による支援を活用して2019年度から実施している取り組みで、「海上コンテナ1本に満たない小・中ロットの貨物や、航空運賃では割高となってしまうような道産食品」に対し、低コスト運賃と安定したコールドチェーンを提供することで食の輸出促進を図るもの。

具体的には、苫小牧埠頭の冷凍倉庫(3500トン)と新設する温度管理型冷凍冷蔵庫「北海道クールロジスティクスプレイス」を集約拠点とした冷凍小口混載輸送を実施。海上輸送日数は18日間となる。

取り組みを安定化させるため、事業提携先としてシンガポール向け輸出に実績のあるプライム・ストリーム北海道による商流を確保するとともに、ドライバー不足で輸送力が低下している道内の冷凍輸送を解決するため、道内各地に集荷・冷凍拠点を持つニチレイ・ロジスティクス北海道、フォワーディングパートナーとして日本通運とも提携、冷凍LCLサービスを提供する。