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日本初のLNGバンカリング船進水、今秋から稼働

2020年5月13日 (水)

ロジスティクス川崎汽船、JERA、豊田通商、日本郵船の4社は13日、液化天然ガス(LNG)を燃料とする船舶に海上燃料供給を行う「LNGバンカリング船」が香川県で進水したことを発表した。

LNGは、大気汚染の原因となる硫黄酸化物や粒子状物質をほとんど排出せず、従来の主燃料である重油に比べて窒素酸化物や二酸化炭素の排出量が少ないことから、国際的に強化されている船舶の排出ガス規制に対応する燃料として期待されている。

同船は今後、エンジンをはじめとする機器を搭載し、9月末に竣工。JERAの川越火力発電所を拠点とし、中部地区で船舶向け燃料供給事業に従事する。

船舶の概要
LNG積載容量:3500立方メートル
総トン数:4100
全長:81.7 メートル
全幅:18.0 メートル
竣工時期:2020年9月
造船所:川崎重工業坂出工場