川崎汽船、今治造船にLNG燃料自動車専用船を発注

ロジスティクス川崎汽船は28日、今治造船に液化天然ガス（LNG）を燃料とする自動車専用船を発注し、2020年秋の竣工を目指して建造を開始した、と発表した。

同船は、全長199.9メートル、型幅37.2メートルで、最大7020台の自動車を積載することができる。同社は以前からLNG燃料船の実船化に向けて準備を進めており、今回環境省と国土交通省の「代替燃料活用による船舶からのCO2排出削減対策モデル事業」の支援を受けて、創立100周年の節目に具体化に至ったという。

LNG燃料は、従来の船舶燃料である重油に比べて二酸化炭素排出量を25～30％抑え、大気汚染の原因となる硫黄酸化物排出量を100%、窒素酸化物排出量80～90％抑えることができるとされており、環境負荷の低い代替燃料として注目されている。